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中山 梓介
Journal of Nuclear Science and Technology, 55(6), p.614 - 622, 2018/06
被引用回数:2 パーセンタイル:20.93(Nuclear Science & Technology)次期JENDL汎用ライブラリの開発に向け、Cuに対する中性子断面積をJENDL-4.0での分離共鳴領域以上の入射エネルギー範囲である50keVから20MeVにおいて計算した。中性子とCuの間の相互作用には分散型チャネル結合光学ポテンシャルを採用し、核反応計算には直接・前平衡・複合核の三つの反応過程を考慮した。この際、断面積ならびに微分および二重微分断面積はすべて、単一のモデルパラメータセットを用いて相互に矛盾なく計算した。こうして得られた計算結果は実験データをよく再現した。さらに、本研究で得られた断面積データを用いることにより、CuCo反応に対する積分テストに見られていた計算値と実験値の不一致が改善された。
Sukhovitskij, E.*; 千葉 敏; Lee, J.*; Kim, B.*; Hong, S.*
Journal of Nuclear Science and Technology, 40(2), p.69 - 76, 2003/02
被引用回数:8 パーセンタイル:49.89(Nuclear Science & Technology)軟回転体模型の波動関数を用いて構築した結合様式に基づくチャンネル結合理論によってCrの核子散乱データの解析を行った。はじめに軟回転体模型のパラメータを実験的にわかっているCrの4.5MeVまでの集団準位構造を再現するように決定し、それを用いて光学模型ポテンシャルと変形パラメータの検索を行った。この手法による計算がこの核の200MeVまでの相互作用データを良く再現できることがわかった。
丸山 智幸*; 千葉 敏
Journal of Physics G; Nuclear and Particle Physics, 25(12), p.2361 - 2369, 1999/12
被引用回数:7 パーセンタイル:42.07(Physics, Nuclear)相対論的平均場理論を用いて、中性子星物質の状態方程式と核子・原子核反応を記述するアイソベクター光学模型ポテンシャルの関連についての研究を行った。この研究により、中性子星物質の陽子混合率により決定され、かつ中性子星の急速な冷却をもたらすDirect URCA過程の可能性と、中間エネルギー領域における核子光学模型ポテンシャルのアイソベクター部のエネルギー依存性との関連が明らかにされた。したがって、核子の光学ポテンシャルを正確に決定することにより、中性子星物質の状態方程式や冷却過程についての不確定性を減らすことが可能であることが示された。
杉 暉夫*; 中川 庸雄; 川崎 弘光*; 飯島 俊吾*
JAERI-Data/Code 99-039, 52 Pages, 1999/08
荷電粒子、p,,d,t,Heによる複合核形成断面積を汎用光学模型パラメータを用いて計算した。標的核は、原子番号5から83の元素ごとに最も天然存在比の大きい原子核の(n,p)、(n,)、(n,d)、(n,t)、(n,He)反応でできる残留核である。入射エネルギーの範囲は0から40MeVとした。計算結果を表とグラフで示す。この計算の目的は、これらの複合核形成断面積の概要をつかむことと、中性子入射による荷電粒子放出反応断面積を計算するための基礎データとして使うことにある。
Sukhovitskii, E. S.*; 岩本 修; 千葉 敏; 柴田 恵一
JAERI-Data/Code 99-028, 11 Pages, 1999/05
軟回転体模型に基づくチャンネル結合光学模型計算コードOPTMANに付与された新しい機能を説明する。この新しい機能により、200MeV程度までの中性子と陽子入射により引き起こされる反応を同時に解析することが可能になった。
千葉 敏; 戸ヶ崎 康*; 茨木 正信*; 馬場 護*; 松山 成男*; 柴田 恵一; 岩本 修; A.J.Koning*; G.M.Hale*; M.B.Chadwick*; et al.
Physical Review C, 58(4), p.2205 - 2216, 1998/10
被引用回数:16 パーセンタイル:65.84(Physics, Nuclear)入射中性子エネルギー11.5,14.1及び18.0MeVにおけるLiからの中性子放出反応の二重微分断面積を測定した。このデータ及び他の測定により得られたデータを基に、Liの中性子全断面積と弾性散乱の角度分布を5MeVから数10MeVにわたるエネルギー領域で再現できる光学ポテンシャルを構築した。このポテンシャルは、DWBA理論による計算を通して、第一励起準位(励起エネルギー2.186MeV)への非弾性散乱の角度分布をも良く再現できることが分かった。次に、連続状態への遷移に伴う中性子スペクトルの解析を、終状態における相互作用模型をDWBA形式に拡張したモデルを用いて、3体崩壊に伴う重陽子とアルファ粒子n相互作用が支配的であるという仮定の基に行った。この仮定及び模型は、Q-値範囲で-9MeVまでの低励起状態に対応する遷移の中性子スペクトルを良く記述できることが判明した。一方、入射中性子とLi内のアルファ粒子の準弾性散乱に対応するQ-値領域では計算値とデータの一致は良好でなく、準弾性散乱の寄与が無視できない可能性が示唆された。
Sukhovitskii, E. S.*; Y.Porodzinskii*; 岩本 修; 千葉 敏; 柴田 恵一
JAERI-Data/Code 98-019, 48 Pages, 1998/05
プログラムOPTMANはベラルーシの放射線物理化学研究所において光学模型計算のツールとして開発され、核データ評価に使用されてきた。このコードは20年以上にわたり改良が加えられ、多くのオプションが追加されてきている。近年ISTCプロジェクトのもと日本の財政支援によってマイナーアクチナイドの核データ評価に使用され成功を収めている。プログラムSHEMMANは集団原子核構造を計算し、原子核ハミルトニアンのパラメータを推定する。得られたパラメータはOPTMANによる光学模型計算に使用される。このレポートはこの2つのコードの使用方法について、報告を行う。
山内 良麿; 杉本 昌義; 千葉 敏; 水本 元治; 長谷川 和男; 渡辺 幸信*
Nuclear Data for Science and Technology, p.717 - 719, 1992/00
20MeV及び30MeV領域での中性子散乱断面積の原研タンデム加速器による最近の測定結果を国際会議で報告する。Cによる28.2MeV中性子の、及びCrとNiによる18.5MeV中性子の弾性、非弾性散乱微分断面積を飛行時間法により200~140゜まで測定した。これらの実験データについて、光学模型、集団運動模型にもとづくチャンネル結合理論による解析を行い、ヌレーン模型により陽子散乱との比較を行い、中性子散乱断面積の物理的性質を調べた。
山室 信弘*
JAERI-M 90-006, 64 Pages, 1990/02
簡易入力核断面積計算システム第II版(CINCROS-II)が完成した。第II版では第I版に含まれていた。諸機能が一層改善され、また核断面積を利用するために必要ないくつかのプロセスコードが用意された。中性子と陽子の光学モデルポテンシャルがそれぞれ2種類内蔵されてその選択が可能となり、捕獲断面積の実験値による規格化、反応幅の変動に対する補正が取り入れられた。核断面積の計算をするとき、推奨される方法が述べられている。本システムは実験データの無い核断面積の予測に用いられるだろう。
中川 庸雄
JAERI-M 86-086, 29 Pages, 1986/06
CfとCffの核データ評価を10eV20MeVまでの中性子エネルギー範囲で行なった。両核種とも、断面積の測定値は少なく、僅かに熱中性子エネルギーでの断面積と共鳴積分値の測定があるだけである。したがって、今回の評価は、主としてデータの系統性と光学模型、統計模型及び蒸発模型による理論計算を利用して行った。評価した断面積は、全断面積、弾性及び非弾性散乱断面積、核分裂断面積、中性子捕獲断面積、(n,2n),(n,3n)及び(n,4n)反応断面積である。150eV以下では熱中性子断面積と共鳴積分の測定値を再現するような仮想共鳴レベルを発生させた。この他、弾性散乱、非弾性散乱及び(n,2n)、(n,3n)(n,4n),核分裂反応後の放出中性子の角分布、エネルギー分布、そして核分裂当たりの平均放出中性子数の評価を行なった。結果は、ENDF/B-Vフォーマットで編集した。
菊池 康之; 中川 庸雄
JAERI-M 85-138, 89 Pages, 1985/09
BkとCfの中性子核データの評価を行った。評価した物理量は、全断面積、弾性および非弾性散乱断面積、核分裂断面積、捕獲断面積、(n,2n),(n,3n)および(n,4n)反応断面積、分離および非分離共鳴パラメータ、放出中性子の角度分布とエネルギー分布、そして核分裂当りの平均放出中性子数である。核分裂断面積は主に実験データに基づいて評価された。その他の断面積は、測定データが乏しいので、光学模型や統計模型を用いて計算された。
菊池 康之; 中川 庸雄
JAERI-M 84-116, 66 Pages, 1984/06
CmとCmの中性子核データの評価を行った評価した物理量は、全断面積、弾性散乱と非弾性散乱断面積、核分裂断面積、中性子捕獲断面積、(n,2n)、(n,3n)、(n,4n)反応断面積、分離および非分離共鳴パラメータ、放出中性子の角分布およびエネルギー分布データ、そして核分裂あたり放出される平均の中性子数である。Cmの核分裂断面積は、実験データを基にして評価し、またCmの核分裂断面積は系統性から推定した。その他の断面積は測定データがないため、光学模型と統計模型を使って計算した。なお本研究は動力炉・核燃料事業団の委託により行ったものである。
中川 庸雄; 五十嵐 信一
JAERI-M 9601, 51 Pages, 1981/07
Cmの中性子核データを10eVから20MeVの中性子エネルギーにわたって評価した。評価した量は共鳴パラメータ(26eV以下)、核分裂断面積、中性子捕獲断面積、弾性散乱および非弾性散乱断面積、(n、2n)、(n、3n)および(n、4n)反応断面積、二次中性子の角分布データ、そして核分裂反応当りの放出中性子数である。測定データの件数は非常に限られている。評価は、測定値と光学模型や統計模型による計算をもとにして行った。結果はENDF/Bフォーマットでファイル化されており、日本の評価ずみ核データライブラリーの第2版、JENDL-2に格納される。
中川 庸雄; 五十嵐 信一
JAERI-M 8903, 72 Pages, 1980/06
AmとAmの中性子核データを10eVから20MeVの中性子エネルギー範囲で評価した。Amに対しては3.5eV以下を共鳴領域とした。核分裂断面積は1.5KeV以下ではスプライン関数で、またそれ以上では半経験式を用いて測定データを再現した。その他の断面積については1.5KeV以下では核分裂断面積からの測定値を、1.5KeV以上では光学模型と統計模型での計算値を採用した。Amに対しては0.225eV以下を1/領域とし、0.225eV以上では光学模型と統計模型での計算値を採った。核分裂断面積はAmからの類推で求めた。断面積データの他に中性子の角分布データとも評価した。結果はF/Bフォーマットでファイル化した。
中川 庸雄
日本原子力学会誌, 22(8), p.559 - 571, 1980/00
被引用回数:6 パーセンタイル:58.22(Nuclear Science & Technology)中性子核データの評価を効率よく行なうために、原研のFACOM230-75システムのFORTRAN-IVを使って、中性子核データ評価システム(Neutron Data Evaluaton System)を開発した。NDESを用いて、TSS端末装置のcathode ray tube(CRT)上のデータの作図,eye guideによる評価曲線の作成,共鳴公式や光学模型による断面積の計算,共鳴パラメータ,光学模型ポテンシャルパラメータおよびスプライン関数を用いたパラメータ探索,そして評価結果をENDF/Bフォーマットでファイル化することなどができる。本報告では、NDESの主要な機能の概略を述べて合せていくつかの例を示す。
五十嵐 信一; 中川 正幸
JAERI-M 8342, 34 Pages, 1979/07
Cmの中性子核データを熱中性子エネルギー領域から20MeVの範囲で評価した。評価した量は、全断面積、弾性・非弾性散乱断面積、核分裂断面積、中性子捕獲断面積、(n,2n)、(n,3n)断面積、共鳴パラメータ、V、、および放出中性子の角度分析である。275eV以下は共鳴領域とし、共鳴パラメータを与えた。275eV以上では光学模型と統計模型を使った計算を行なった。使用した光学模型ポテンシャルはAmの全断面積を再現するように、本研究の中で求めたものである。核分裂断面図はCmの評価値と近傍核の核分裂断面積の系統性を利用して求めた。評価結果はENDF/Bフォーマットでファイル化した。
五十嵐 信一; 中川 庸雄
JAERI-M 7733, 50 Pages, 1978/06
Cm-245の中性子核データの評価を20MeV以下の全エネルギー領域にわたって行った。共鳴パラメータは60eV以下の領域で与えられていて、断面積はReich-Mooreの公式を使って計算するようになっている。これは実用上不便なので、一準位公式を使うように改め、その差をバックグラウンドデータとした。50eV以上の核分裂断面積を半経験式を使って再現した。捕獲断面積、非弾性散乱、弾性散乱、全断面積、(n,2n),(n,3n)反応断面積は光学模型、統計模型を使って計算し、また核分裂当りの放出中性子数も推定した。
五十嵐 信一; 中川 庸雄
JAERI-M 7175, 36 Pages, 1977/06
^$Amの中性子核データの評価を16MeV以下の全エネルギー領域にわたって行った。共鳴パラメータが与えられている250eV以下の領域とそれより上の領域に分けて測定データの検討を行った。250eV以下の領域では共鳴パラメータの検討と選択を行い、採用した共鳴パラメータを使って0.0253eVの捕獲断面積と核分裂断面積を計算した。核分裂断面積は250eV以上の領域との間に大きな食違いがあり、これを埋めるために$<>$を適当に仮定した。250eV以上の領域での核分裂面積は測定値の大まかな構造を与えるように計算し、又、全断面積、捕獲断面積、弾性散乱、非弾性散乱(n,2n)反応などは光学模型と統計模型を使って求めた。この研究は動燃事業団の委託により行ったものである。
五十嵐 信一; 中川 庸雄
JAERI-M 7174, 51 Pages, 1977/06
Cmの中性子核データの評価を16MeV以下の全エネルギー領域にわたって行った。共鳴パラメータが与えられている1KeV以下の領域とそれより上の領域Iこ分けて測定データの検討を行った。1KeV以下の領域では共鳴パラメータの検討を行い、採用した共鳴パラメータを使って0.0253eVの捕獲断面積と核分裂断面積を計算した。1KeV以上の領域での核分裂断面積は測定値の大まかな構造を与えるように計算し、又、全断面積、捕獲断面積、弾性散乱、非弾性散乱、(n,2n)反応などは光学模型と統計模型とにより計算を行った。核分裂当りの放出中性数は系統性を考慮した半経験式を使って求めた。
五十嵐 信一
Journal of Nuclear Science and Technology, 14(1), p.1 - 11, 1977/01
被引用回数:5光学模型と統計模型を使ってAmの中性子断面積を1KeVから1MeVにわたって求めた。この核についての実験データは極めて乏しく、核分裂断面積が測られているだけである。 この核分裂断面積に1つの経験式を使い、実験値を再現し、又、(n,2n)と(n,3n)反応の断面積をPearlsteinの提唱した簡便な式を使って推定した。 これらの断面積を競争成分として使い、複合核経由の弾性散乱、非弾性散乱および捕獲断面積を求めた。 エネルギー平均を行った吸収断面積をWestonとToddの測定値と比較した所、一致は極めて良かった。